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楽曲解説 


カンタータ140番 BWV140

目覚めよ、とわれらに呼ばわる物見らの声

Wachet auf, ruft uns die Stimme

初演 1731年11月25日
編成 独唱(ソプラノ テノール バス)、4声合唱
オーボエ2、オーボエ・ダ・カッチャ1、ホルン(ソプラノとユニゾン)、ヴィオリーノ・ピッコロ、ヴァイオリン1・2、ヴィオラ、通奏低音
用途 三位一体後第27日曜日(11月末)

フィリップ・ニコライの有名なコラール「目覚めよと呼ぶ声あり」をもとに作られたコラール・カンタータ。クリスマスを1カ月後に控えたこの時期らしいカンタータで、キリストは花婿に、クリスチャンの魂は花嫁に例えられる。

(以下の譜例をクリックすると出だしをmidiで聞くことができます)

第1曲 合唱

編成:合唱(4声部)、オーケストラ、通奏低音

婚礼の行列を思わせる、オーケストラの弾むような付点音符からはじまる。コラールの定旋律はソプラノによって歌われ、アルト・テノール・バスの対旋律が模倣しあう、大規模なコラールファンタジー。

第2曲 レチタティーヴォ

編成:テノール、通奏低音
テノールが「花婿が来る、シオンの娘たちよ出てきなさい」と語る。

第3曲 アリア

編成:ソプラノ、バス、ヴィオリーノ・ピッコロ(ソロ)、通奏低音

ヴィオリーノ・ピッコロのリトルネッロが美しい。ソプラノ(キリスト信者の魂)が、「わが救いよ、いつ来るか」と問いかけると、バス(イエス)が「汝の分身として我は来たれり」と応える。

第4曲 コラール

編成:テノール、弦、通奏低音

ヴァイオリンとヴィオラのユニゾンで、有名なリトルネッロを奏すると、テノールがコラールの定旋律を歌う。後にバッハはこの曲をオルガン独奏用に編曲しており、その形でもよく演奏される。

第5曲 レチタティーヴォ

編成:バス、弦、通奏低音
バスが弦楽合奏をバックに、「いざ来たれ、わがもとに。選ばれし花嫁よ」と歌う。

第6曲 アリア

編成:ソプラノ、バス、オーボエ、通奏低音

ソプラノとバスが「わが友はわがもの」、「我は汝のもの」とかけあう。

第7曲 コラール

編成:合唱(4声部)、オーケストラ、通奏低音

フィリッブ・ニコライのコラールの第3節が、4声の合唱で歌われる。